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2018年長編映画ドラえもん のび太の宝島 感想

全国民マジで今すぐ観てくれ

結論から申すとめちゃくちゃ良かった!!!!!

公開から3週間目の某劇場で最終時間の公演を鑑賞した出遅れ感がすごいが,それでも今更(今だから?)声を大にして周りの人間に今すぐ観に行くことを勧めたい.

毎年ドラえもん映画を観に行っている私だが,ここ数年で一番評価したのが2年前のリメイク作品「のび太の新・日本誕生」だ.

この作品は旧作の良いところを踏襲しつつ,監督の新たな解釈を加えた良作であり,今F先生が観ても「そうそう,そういうこと!!」と共感してくれること間違いなしの傑作であった.

ここからは多分ネタバレ含むので気になる方はご退散を...

 

 

 

 

メシ描写

これから気になったことをぐだぐだと綴っていく.気になった一点目は料理の描写である.

前作の「カチコチ大冒険」ではSF的不思議料理だったり,変わり種かき氷のシロップだったりと,「あ,そっち系??」という感じの料理描写が多かった.多分メシアニメが流行っていた頃でもあるので,そういう要素を取り入れたかったのではないかと思う.

対しての今作では,王道のフレンチトーストが登場人物の思い出の料理として描写されている.変わった工程を踏んでいるわけでもなく,卵がよく染み込んだバケットが程よく焦げ目がついてジャムやらバターやらが乗せられていてめちゃくちゃ美味そうにみえた.

こういう食欲にダイレクトに訴えかけてくれる方がありがたいよね.

ネタバレだけど,これ以外にも料理描写が多く出てくるしずかちゃんが食堂で働くシーンはジブリ的要素を取り入れてるのでは.と感じた.(クライマックスのシーン的にもジブリの某城っぽい)

しずかちゃん可愛い

しずかちゃん可愛い.今まで,というか歴代はおさげにしていたしずかちゃんだけど,今回は髪をおろしたんですよね.それがもうマジ可愛い.(お約束の「のび太さんのエッチー!」も聞けたし)

個人的にはワンニャンのしずかちゃんが最高に可愛いとおもっていたが,それに匹敵するぐらいいい.

ひみつ道具多用

 今回は本当にひみつ道具を多用していたと感じる.作中の敵との対峙シーンでドラえもんのび太たちにひみつ道具を渡してアシストする場面がある.この時いちいち道具の説明をしたりはしない.どの道具も,今までのドラえもんを見ていれば効果がわかったりという王道の道具たちが登場する.

ひみつ道具に対する説明をなくしたことによるテンポの良さは物語の展開の良さにも繋がっていたと思う.戦闘シーンではそれが特に際立ち,ドラえもん映画に似つかわしくない迫力ある描写がされていた.

オマージュ=歌舞伎感

今まで書いたこと含めていろんなところへのオマージュ(?)を感じた作品であった.決してオマージュであり,パクリではないということだけは先に宣言しておきたい.

先述したジブリっぽさに加えて過去作でのお約束事項も多く今作には取り入れられていた.例えば.ジャイアンの「のび太のくせに生意気だ」というセリフや,冒頭のび太の「ドラえもーん!!!!」から始まる導入に加えて,過去作のセリフを引用していたりとわかるファンなら存分に楽しめる作品となっている.

加えて燃える展開も用意されている.全体的に冒険譚の王道を意識されており,ヒロインが連れ去られたり,仲間と離れて行動したりと.各キャラクターがおかれた状況をわかりやすく展開している.

また,クライマックス付近もそうだが,戦闘シーンは非常に力を入れて描いていたと感じる.ジャイアンスネ夫が敵を惹きつけるシーンは特に燃えた.ドラえもんでこんな展開やってくれるのかと感動すらした.

シン・ドラえもん

ここまでの主張を全て含めて言いたいのは,今作はドラえもん映画最高傑作といっても過言ではない作品であるということ.そして,これは集大成と言ってもいいということだ.

キャスト交代以降のドラえもん映画は基本的にリメイクとオリジナル作品を繰り返していた.しかし,徐々に2年連続でオリジナル作品が上映されることもあった.

だが,今作の終わりに流された恒例の来年の映画の予告では,オリジナルの映画が来ると思われる映像が流れた.

これは新しいドラえもんとしては異例のことである.3作連続オリジナル作品は史上初である.

こういったことも踏まえて,次のようなことが推測できる.

  • 今作は旧作含めたドラえもん映画へのリスペクト作品
  • 新時代の幕開け

新たな時代

前述のように,今作は今までのドラえもん映画のセリフを引用したり,今までの歌舞伎的要素(お約束事項)を踏襲したりといった,従来のドラえもんファン層を意識した作品となっている.

ドラえもんを見ていた人なら当然わかるよね,といった具合で物語が進んでいるのは,ドラえもんファンが語り継いできた今までの基盤を信用する姿勢が見受けられる.

さらに,今作ではオープニングソングが流れなかったり,しずかちゃんが髪型を変えたり(無理やりだが),と最終回感というか新しい時代感を匂わす展開も用意されている.

これは.この作品が新たなドラえもん映画の転換期となる作品であることを示す重大な要素である.

また,来年は監督に「新・日本誕生」を担当した八鍬さんが抜擢される.前述した通り,「新・日本誕生」は,旧作(の中でも評価が高い作品)も含めて最高傑作な出来であった.随所で旧作の切り札と言われるリメイクを担当した監督がメガホンをとる次回作は,邦画作品に大きな影響を与えた作品のプロデューサが担当した作品で締めた後を,旧作を超えた監督が新たに切り開くというなんとも燃え上がるストーリーが期待されるのではないか.

 

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